ディズニーの人気映画「塔の上のラプンツェル」。
本作のヴィラン(悪役)であり、ラプンツェルの養母であるゴーテルには、「優しいいい人」説と「悪い毒親」説が両方存在するんです。
優しいいい人に見える毒親って一番タチが悪いような気がするけど…
ゴーテルが「優しい」「いい人」って言われるエピソードにはどんなものがあるんだろう?
実際のゴーテルは優しいいい人なのか、それとも悪い毒親なのか…
今回はゴーテルというキャラクターを深掘りしていきます!
ファンタジースプリングスでもラプンツェルの世界を感じることができるので、遊びに行く前に見直しておくのもいいですね♪
ラプンツェルのゴーテルは優しいいい人だと言われる理由2選
さっそく、ゴーテルが「優しいいい人」だと言われる理由をチェックしていきましょう。
- ラプンツェルをいい子に育てたのはゴーテル
- ゴーテルはラプンツェルの好きなものを与えようとしている
①ラプンツェルをいい子に育てたのはゴーテル
ゴーテルはラプンツェルが生まれてすぐに誘拐し、18年間塔の中に閉じ込めましたが、それはつまり「0歳児から18歳まで1人で育て上げた」ということになりますよね。
しかもラプンツェルは明るく素直で優しい心の持ち主です。
酒場にいた荒くれ者たちともすっかり打ち解けてましたよね!
これは、ゴーテルがラプンツェルに愛情を持って接していたということの証拠になるのではないでしょうか。
ゴーテルは、呪いの力で眠らせたり、家事を全て押し付けたりといったこれまでのディズニーヴィランにありがちなわかりやすい「嫌がらせ」をしたわけではありません。
魔法の花の力を守るため、という下心があったとはいえ、1人の人間を成人年齢まで育て上げるのは並大抵の努力ではできないですよね。
②ゴーテルはラプンツェルの好きなものを与えようとしている
ラプンツェルに対するゴーテルの愛情を感じるポイントは、ラプンツェルの性格以外にもあるんです。
それは、ゴーテルがラプンツェルの好物を把握しており、プレゼントに好きなものを与えようとしているところ。
ヘーゼルナッツのスープ(ラプンツェルの大好物)を作ってあげると言い、ラプンツェルが誕生日プレゼントに欲しいと言った貴重な絵の具を入手するために何日もかけて出かけます。
ここだけ聞くと、本当に普通の優しいお母さんなんですよね〜
ラプンツェルのゴーテルが毒親だと言われる理由3選
ゴーテルの「優しいいい人」ポイントをご紹介してきましたが、ディズニーヴィランが優しいだけなんてあり得ないですよね。
ここからは、ゴーテルが「悪い毒親」だと言われる理由もチェックしていきましょう!
- ゴーテルが愛しているのはラプンツェルの髪だけ
- ゴーテルはラプンツェルの自由を制限していた
- ゴーテルはラプンツェルを洗脳して従わせていた
①ゴーテルが愛しているのはラプンツェルの髪だけ
ゴーテルはラプンツェルをかわいがっているように見せながら、実は愛しているのは魔法の力を持つ髪の毛だけです。
改めて映画を見直してみると、ゴーテルはラプンツェルの髪の毛ばっかりなでたり触ったりしてるんだね…
ラプンツェルが自分の元を去ってしまったら、当然ながら髪の毛がもつ魔法の力も目の前から失われてしまいます。
それでは困るので、「ラプンツェルを愛している」と言い聞かせ、思い込ませることによって自分の元にとどまらせようとしたわけですね。
まさにゴーテルはラプンツェルのことを搾取対象として見ていたと言えますよね。
②ゴーテルはラプンツェルの自由を制限していた
ゴーテルは魔法の髪の力をひとりじめするために、ラプンツェルを塔の中に閉じ込めたまま18年間育てました。
「外に出てみたい」というラプンツェルの希望を叶えることはなく、一切の自由を奪っていたわけですね。
仮に本当にラプンツェルのことを愛していたとしても、自由を制限して子供の可能性をつぶすのは毒親だとしか言えないわよね…
ピクサー映画「リメンバーミー」でも、家族の掟を重視するあまり孫のミゲルから音楽を取り上げたエレナおばあちゃんが「毒親っぽくて嫌だ」という意見が続出しました。
③ゴーテルはラプンツェルを洗脳して従わせていた
個人的にはこれがゴーテルのもっとも恐ろしい部分だと思うのですが、ゴーテルは呪いや魔法の力を使うことなくラプンツェルに言うことを聞かせていました。
彼女がとった手法は「洗脳」。
「あなたはまだ子供」「あなたには何もできない」「お母様の言うことが正しい」と繰り返すことによって、ラプンツェルをコントロールしていました…
悪い魔法や呪いをかけることは、ディズニーヴィランをはじめとする空想上のキャラクターだからこそできることですよね。
一方で洗脳は、私たちのような普通の人間でもやろうと思えばできてしまうんです。
世間で毒親と呼ばれる人たちと同じ手法でラプンツェルを従わせていたゴーテルには、他のヴィランにはない毒々しさがあるように感じませんか?
ラプンツェルのゴーテルは優しいいい人か毒親か
ここまで、ゴーテルが「優しいいい人」と言われる理由と「悪い毒親」と言われる理由の両方をチェックしてきました。
それでは、結局のところゴーテルは優しいいい人なのか、それとも悪い毒親なのか…総合的に見ていきましょう。
総合的にみるとゴーテルは毒親
総合的に考えると、ゴーテルは毒親だと言って間違いないでしょう。
たとえ根底に愛情があったとしても、子供の自由を奪ったり、洗脳して言うことを聞かせようとしたりする行為は「毒親ムーブメント」だと言えますよね。
ラプンツェルは塔の外に出たことがなく純粋だったので、なおさら洗脳しやすかったんでしょうね…
そもそもゴーテルがラプンツェルを育て始めた…というか誘拐した理由は「魔法の髪の力をひとりじめするため」なので、スタート地点からして悪い行為でもあります。
こうして考えると、「ゴーテルは優しいいい人」だと断言することはできないですよね。
ラプンツェルを育てる過程のゴーテルは優しいいい人だったかも
ただし、ラプンツェルが幼い頃からずっとゴーテルがわかりやすい毒親だったのかというとそうとも言い切れません。
その証拠は他ならぬラプンツェル自身のキャラクター性に表れています。
上でもご紹介した通り、ラプンツェルは明るく素直でとってもチャーミングな性格。
絵や歌も上手く、本を読んでいる描写もあるので読み書きにも困っている様子はありません。
学校に行ってないのにね…
ということはゴーテルが全部教えてあげたのかな?
悪い目的があったとはいえ、幼い頃からゴーテルが愛情をもって接していなければ、ラプンツェルはこんないい子に育たなかったのでは…?という気持ちになってしまいます。
…これも、ラプンツェルどころか視聴者もまとめて洗脳しようとするゴーテルの手法だったとしたら怖いですね。笑
\ ゴーテルはどんな人か実際に見てみて! /
ラプンツェルのゴーテルは優しいいい人?毒親なのか徹底調査まとめ
映画「塔の上のラプンツェル」に登場する悪役・ゴーテル。
今回は、ゴーテルが「実は優しいいい人」なのか、「悪い毒親」なのかについて分析してきました。
ゴーテルが優しいいい人と言われる理由と、悪い毒親と言われる理由をもう一度見てみましょう。
優しいいい人と 言われる理由 | 悪い毒親と 言われる理由 |
ラプンツェルがいい子に育っている ゴーテルはラプンツェルの好きなものを与えようとしていた | ゴーテルが愛しているのはラプンツェルの髪だけ ゴーテルはラプンツェルの自由を制限していた ゴーテルはラプンツェルを洗脳して従わせていた |
魔法の髪の力をひとりじめするためにラプンツェルを誘拐し、塔に閉じ込めたゴーテルは、れっきとした悪役です。
総合的に考えると、ゴーテルは「悪い毒親」だと判断できるでしょう。
しかし一方で、ラプンツェルをいい子に育て上げたという実績もあります。
もっと狭い檻の中に閉じ込めるのではなく、塔の中では自由に過ごさせていたのも、ゴーテルなりの優しさだったのかもしれませんね。
ラプンツェルに対するゴーテルの態度を見て、優しいいい人だと思うか毒親だと思うかは個人の判断に委ねられる部分も大きいです。
ぜひ実際に映画を見て、あなたの思うゴーテルはどちらなのか考えてみてくださいね。
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