ディズニープリンセスの中でも最初に誕生した、いわば元祖である白雪姫。
東京ディズニーランドにはそんな白雪姫のアトラクションがありますが、「めちゃめちゃ怖い」と言われがちなんです。

子供が白雪姫好きだから連れて行こうと思ってたけど怖いの…?
なぜ怖いのか理由が知りたいところね。

怖いって、絶叫系ってこと?
最後は落ちるシーンとかなのかな?
今回は、白雪姫のアトラクションがなぜ怖いと言われているのか、理由を解説していきます。
最後は落ちるシーンで終わるのかどうかについてもお伝えしますので、乗る前にどんなアトラクションなのかをしっかりチェックしちゃいましょう☆

ディズニーランドで子供が泣くアトラクション第1位だと思ってます。笑
大人が乗っても想像以上に怖いです…!
白雪姫のアトラクションはなぜ怖いのか理由を解説

白雪姫のアトラクションがなぜ怖いと言われているのか…考えられる理由は次の通りです。
- アトラクション内が全体的に暗い
- 白雪姫は「主役」ではなく「視点」
- 映画「白雪姫」のラストシーンまでを描写していない
- 元々お化け屋敷的な立ち位置として作られた
怖い理由①アトラクション内が全体的に暗い
白雪姫のアトラクションは4人乗りのトロッコ型ライドに乗って楽しむアトラクションですが、乗り物に乗るとすぐに暗幕で囲まれた屋内に進んでいきます。
そこからアトラクションが終わって出てくるまで、基本的に暗い中を進んでいきます。
薄暗い上に不気味な雰囲気のシーンが続き、登場人物は魔女魔女魔女…怖いですよね。笑

乗ったら屋内に入る直前にちょっと上を見てくださいね。
窓から怖いあの人が覗いてますよ…
なお白雪姫のアトラクションと同様に東京ディズニーランド開業時からあるアトラクションには暗い雰囲気を持つものが多いです。
同じくファンタジーランドにある「ピノキオの冒険旅行」も、よく似た雰囲気で怖いと感じる人が多いんですよ。

怖い理由②白雪姫は「主役」ではなく「視点」
こちらのアトラクション、「白雪姫と七人のこびと」というアトラクション名に反し、白雪姫が登場するのはたったの1回だけ。
というのも、白雪姫はこのアトラクションの主役ではなく「視点」…つまりゲストが白雪姫になったような体験ができるということなんです。

白雪姫の視点だったら、映画でも暗い森の中を逃げて魔女に命を狙われて…って確かに怖い思いしてるわね!
ちなみにアトラクションの英語名は「Snow White’s Adventures」…直訳すると「白雪姫の冒険」なので、白雪姫視点のアトラクションであっても不思議ではないのですが…
なぜ「白雪姫と七人のこびと」という日本語名をつけたのかがちょっと気になります。
怖い理由③映画「白雪姫」のラストシーンまでを描写していない
白雪姫視点のストーリーだといっても、映画の最後はハッピーエンドだったはず…誰もが思いますよね。
このアトラクションは、映画「白雪姫」のラストシーンまでを描くことなく終わっているので、余計に怖いんです。

終わり方が本当に怖いので、これについては後ほどもうちょっと詳しく語ります!
ハッピーエンドではないという時点でお察しの方も多いかもしれませんが、このアトラクションに王子様は出てきません。
2025年に公開された実写版映画「白雪姫」にも王子様は不在でしたが、それともまたちょっと意味合いが違うんですよね。

なお映画のラストシーンまで描かれていないアトラクションは他にもあります。
最近だとディズニーシー・ファンタジースプリングスにできた「ラプンツェルのランタンフェスティバル」が挙げられますね。
ただしあちらはラストシーンではないとはいえ一番有名かつ美しいシーンでアトラクションが終わるので、賛否両論ありつつも白雪姫のように怖い印象は与えていません。

怖い理由④元々お化け屋敷的な立ち位置として作られた
ではなぜこんなに怖いアトラクションとして存在しているのか…それは、元々お化け屋敷代わりとして作られたという経緯があるからなんです。
東京ディズニーランドの「白雪姫と七人のこびと」は日本オリジナルのアトラクションではなく、アナハイムのディズニーランドにある白雪姫のアトラクションが元になっています。
アナハイムの白雪姫アトラクションはパーク開業と同時にオープンしており、その時点では怖さを楽しむための「お化け屋敷」的なアトラクションが他になかったんですよね。

アナハイムでは1955年に白雪姫のアトラクション、1969年にホーンテッドマンションができています。
白雪姫の方が14年も先に作られたんですね!
東京ディズニーランドの場合はパークのグランドオープン時から白雪姫もホーンテッドマンションも存在したため、アナハイムほどお化け屋敷の役割を求められていたわけではありません。
そうはいっても元になったアトラクションの方向性が「お化け屋敷」であった以上、同様の怖いアトラクションになったのは仕方ないですね。
ちなみに海外パークにある白雪姫のアトラクションはリニューアルでハッピーエンドが加えられるなど変更があり、現状は東京の白雪姫だけ怖いまま…というちょっと残念なことになってます。笑
簡単に各パークの白雪姫アトラクションをご紹介しますね。
(アメリカ・アナハイム) | ディズニーランド1955年:「Snow White’s Scary Adventures(白雪姫の恐ろしい冒険)」としてオープン 1983年:リニューアルで白雪姫の登場シーンが追加(雰囲気は怖いまま) 2021年:リニューアルで名称変更「Snow White’s Enchanted Wish(白雪姫の願い)」、最後もハッピーエンドに変更 |
(アメリカ・フロリダ) | マジックキングダム1971年:「Snow White’s Scary Adventures(白雪姫の恐ろしい冒険)」としてオープン 1994年:リニューアルで白雪姫の登場シーンが追加、ハッピーエンドに変更 2012年:クローズ |
(日本) | 東京ディズニーランド1983年:「白雪姫と七人のこびと(Snow White’s Adbentures)」としてオープン 2025年現在まで大型リニューアルなし・バッドエンドのまま |
(フランス) | ディズニーランドパリ1992年:「Blanche-Neige et les Sept Nains(白雪姫と七人のこびと)」としてオープン 2025年現在まで大型リニューアルはないが当初からハッピーエンドで描かれている |
白雪姫のアトラクションは最後落ちるのか解説

怖いアトラクションと言われると、多くの人が想像するのが「絶叫系なのか」ということですよね。
ここからは白雪姫のアトラクションがどのような動きをするのかと、上でも触れた「衝撃のラスト」について解説してきます。
落ちる動きや落ちそうなシーンはない
白雪姫のアトラクションは平面のレールの上をトロッコ型の乗り物で進むタイプで、落ちる動きや落ちているように感じるシーンなどはありません。
怖い雰囲気は大丈夫だけど絶叫系は苦手…というタイプの方は安心して乗れますよ。

動きはやや激しめというか、年代物のアトラクションなので特有のガタガタ感があります。
落ちないけど最後は怖すぎる
落ちるわけではないけれど、最後が怖すぎる…とよく言われる白雪姫のアトラクション。
実はこのアトラクション、魔女が小人たちに向かって大岩を落とそうとしているシーンで終わるんです…

落ちるのはゲストじゃなくて岩なのか…
こんな絶体絶命のシーンの直後、トロッコは暗幕の外へ。
最初にアトラクションに乗った場所に戻ってきています。

「え、ここで終わるの!?」ってなりますよね〜
私たちもこの間ディズニーランドに行ったとき、久しぶりに白雪姫のアトラクションに乗ったのですが、並んでいる間ずっと気になっていたのは「戻ってくるライドに乗ってる子供の泣いてる率」でした。
直前にあの怖いシーンを見ていたら大人でも泣きたくなります。笑
白雪姫のアトラクションが怖い人向けの対処法

白雪姫が好きだけど、アトラクションに乗るのは怖い…という方もいますよね。
ここからは、そういった方のための対処法をご紹介します。
①どんなアトラクションか把握しておく
怖いとわかっていても乗りたい場合や、お子様を初めて乗せてみる場合は、どんなアトラクションかしっかり把握しておくことが大切です。
アトラクションの入り口にもこのような注意書きがありますが…

実際は「怖い魔女が出てきます」ではなく「出てくるのはほとんど怖い魔女です」が正しいです。
合わせて「白雪姫は1回しか出てこない」「王子様は出てこない」「ハッピーエンドじゃない」といった特徴も伝えておきたいですね。

白雪姫と王子様のロマンチックなシーンが見れると期待して乗っちゃったらショック大きそうだもんね…
②アトラクション以外で白雪姫を楽しむ
そもそも怖いアトラクションには乗りたくない!けど白雪姫は好き…という方は、アトラクション以外で白雪姫を楽しむ方向にシフトチェンジしちゃいましょう!
ディズニーランドでアトラクション以外に白雪姫を楽しむ方法はこちらです。
- 「白雪姫の願いの井戸」周辺で写真を撮る
- 白雪姫が登場するショー・パレードを見る
- キャラクターグリーティングで会えることを祈る
「白雪姫の願いの井戸」で写真撮影
アトラクション以外にも、ディズニーランドには白雪姫の象徴的なスポットがあるんです。
それが「白雪姫の願いの井戸」。
シンデレラ城の向かって左奥あたり、ウエスタンランドに向かう橋を渡ったところにありますよ。

ここには、白雪姫の映画に登場する井戸があって白雪姫の歌声が聞こえるほか、滝のところには白雪姫とこびとたちの像が飾られています。

人気の写真スポットであると同時に、実はこの近くはパレードの穴場鑑賞場所だったりもするんです♪
次でご紹介しますが白雪姫とこびとたちが出てくるパレードもあるので、ぜひこの付近から見てみてくださいね。

白雪姫が出演しているショーやパレードを見る
白雪姫はパークのエンターテイメントにも出演していますよ。
演目 | 出演キャラクター |
【パレード】 ハーモニーインカラー | 白雪姫 ドック スリーピー ハッピー グランピー バッシュフル スニージー ドーピー |
【ステージショー】 ミッキーのマジカルミュージックワールド | 白雪姫 ドーピー |
【キャッスルプロジェクション】 Reach for the Stars | 白雪姫 王子 |
マジカルミュージックワールドとReach for the Starsは出演者数も出演時間も控えめですが、「ハーモニーインカラー」は白雪姫と七人のこびとが勢揃い。
他にもたくさんのキャラクターが出てくる華やかなパレードなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

運がよければグリーティングで会えるかも?
白雪姫はときどきディズニーランドにお散歩に来ていることがあります。
出会えたら、一緒に写真を撮ったりサインをもらったりとグリーティングできる可能性がありますよ。

フリーグリーティングなので時間は非公開ですし、毎日必ず遊びに来ているわけではありません!
会えたらラッキーですね♪
場所も詳細には発表されませんが、ファンタジーランドかワールドバザール周辺で見かけることが多いです。
アトラクションの場合は一方的に見るだけですが、グリーティングなら会話も楽しめるので、白雪姫のファンとしてはうれしいですよね。
どんなことを話せばいいのかわからない…という方はこちらの記事も参考にしてみてください!

白雪姫のアトラクションなぜ怖い?理由や最後落ちるのか徹底解説まとめ

本記事では、ディズニーランドにある白雪姫のアトラクションがなぜ怖いと言われているのか理由を解説してきました。
- アトラクション内が全体的に暗い
- 白雪姫は「主役」ではなく「視点」
- 映画「白雪姫」の最後までを描写せずバッドエンド
- 元々お化け屋敷的な立ち位置として作られた
上記のような理由で「怖い」と感じる人の多い白雪姫のアトラクションですが、「最後に落ちるシーンがある」というのは誤りです。
白雪姫のアトラクションは平面に敷かれたレールの上を走る乗り物で、落ちるところや落ちるように感じるシーンは一切ありません。

絶叫系のような物理的な怖さはないですが、最後のシーンは大人でもビビるくらい怖いです…
アトラクションの名称には「白雪姫」と出ていますが、このアトラクションの主役は「魔女」だといっても過言ではありません。
魔女ではなく白雪姫にたくさん会いたい!という方は、本記事でもご紹介した「アトラクション以外の楽しみ方」を参考にしてみてくださいね。