春夏秋冬、いつ行ってもディズニーは楽しいところ!
…と言いきりたいですが、舞浜の夏の暑さはなかなかに厳しいものです。
特に気温が高くなると、ショーやパレードなどが高気温のせいで中止になってしまう「熱キャン」が発生してしまうんですよ。
熱キャンになっちゃう基準が知りたい!
気温何度から熱キャンに警戒すればいいの??
熱キャンって、いつごろ起きるんだろう?
夏になる前の6月とか、暑さが落ちついてきた9月とかは安心なのかな?
熱キャンになる可能性があるのであれば、ある程度心の準備をしておきたいですよね。
今回は、熱キャンになる基準は何度からなのか、また、夏本番以外の6月や9月にも熱キャンの可能性があるのかどうかについて解説していきます!
予期せぬ熱キャンに遭遇して大ショックを受けないように、一緒に下調べをしましょう!
\ 猛暑日は近くに泊まって快適ディズニー /
ディズニー熱キャンの基準は何度からか徹底解説
気温が何度以上になると熱キャンの可能性があるのか…気になるところですよね。
熱キャンの基準は発表されているわけではないため、過去に熱キャンが発生した際の状況から解説していきますね。
気温30度を超えると熱キャンに要注意
気温が30度以上になる暑い日は、熱キャンが発生する可能性があります。
30度以上だと絶対熱キャンってわけじゃないの?
気温が高くても、ある程度風が吹いている日であれば、熱キャンではなく熱バ(熱バージョン=一部内容変更)にとどまったり、通常通り行われたりすることもあります。
ただし風が強すぎると、今度は風キャンの可能性が出てくるので要注意。
風キャンの基準についてはこちらの記事でご確認くださいね。
気温35度以上ではほぼ確実に熱キャン
風が吹いていようとも、35度を超える猛暑日はほぼ確実に熱キャンが発生すると考えたほうがいいです。
パフォーマンスをしているキャラクターやダンサーだけでなく、キャストや場所取りをしているゲストを含めた全員に熱中症の危険が及ぶほどの暑さ…
熱キャンになるかならないか以前に、夏のディズニーは本当に過酷なので、しっかり準備をして遊びにいきたいところです。
ディズニー熱キャンの基準は気温だけでなく暑さ指数か
これまで熱キャンの基準を気温にしぼってご紹介してきましたが、最初に「風がある日は熱キャンの可能性が少しだけ下がる」とお伝えしましたね。
ディズニーの熱キャンは気温だけでなく、暑さ指数(WBGT)が基準となっている可能性が高いんです。
暑さ指数は、人の体と空気中との熱のやりとり(熱収支)を表す指数です。
気温の他に湿度や日射など、実際に感じる暑さを決める要素を取り入れて判断されます。
この暑さ指数が31以上になると「危険」とされ、ディズニーでは高確率で熱キャンが発生します。
暑さ指数の注意事項と、熱キャンの可能性をまとめてみましょう。
暑さ指数 | 注意事項 | 可能性 | 熱キャンの
31以上 危険 | 運動は 原則中止 | 熱キャンの 可能性大 |
28〜31 厳重警戒 | 激しい運動は中止 | 熱バまたは 熱キャンの 可能性あり |
25〜28 警戒 | 積極的に休憩 | 熱バの 可能性あり |
25未満 注意 | 熱中症の 可能性は低い | 通常開催 |
実際の暑さ指数は、環境省の「熱中症予防サイト」でチェックすることができます。
遊びに行った日の暑さ指数が気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ディズニー熱キャンは6月や9月も可能性あり?多発する時期を徹底解説
絶対に暑いことがわかっている時期ならともかく、「まだ(もう)夏じゃないでしょ!?」と言いたくなる時期に熱キャンに遭遇するとショックが大きいですよね。
ここからは、何月から何月まで熱キャンに警戒が必要なのかをみていきましょう。
日によって6月にも熱キャン発生の可能性あり
初夏と表現されることはあっても夏真っ盛りというイメージはない6月ですが、日によっては熱キャンが発生することもあります。
年によって6月に真夏日や猛暑日になることもありますし、梅雨明け前なので湿度が高くなりやすいんです!
上でご紹介した暑さ指数の判断要素の1つに湿度が含まれていましたが、湿度が高いと熱が体にこもりやすいため暑さ指数が上がりやすくなります。
梅雨の晴れ間でせっかくパレードが見れる!と喜んだのも束の間、雨キャンは回避できても今度は熱キャン…となってしまうこともありますので要注意。
なお梅雨時の過ごし方についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
9月はまだまだ熱キャンに要警戒!
幼稚園〜高校までの夏休みが終わり、そろそろ秋の気配を感じる9月…ですが、特に9月前半はまだまだ普通に暑いので、熱キャンの可能性は大いにあります!
もう大丈夫だろうって安心してたタイミングで熱キャンになったらショック大きすぎるよね…
とはいえ日が落ちると急激に気温が下がりやすくなるのも9月の特徴です。
熱キャンに警戒すると同時に、昼と夜の気温差で体調を崩さないようにもご注意くださいね。
熱キャンがもっとも多発するのは7月〜8月
6月や9月にも熱キャンが発生する可能性はありますが、やはりもっとも多発するのは7月〜8月の夏休み期間です。
2023年7月下旬は特に記録的な暑さだったこともあり、お昼のパレード「ハーモニーインカラー」が連日熱キャンになって話題になりました。
熱キャンが多発するということは、熱中症のリスクが高いということです!
熱キャンに対する警戒だけでなく、暑さ対策も万全にしてくださいね。
ディズニー熱キャンの可能性があるコンテンツ一覧
熱キャン=パレード、というイメージが強いですが、気温が高いと他にも中止になってしまうものがあるんです。
どんなものが熱キャンになる可能性があるのか、詳しくチェックしていきましょう!
熱キャンの可能性があるもの①屋外のショー・パレード
まずは、「熱キャンといえば」なショー・パレード。
ディズニーランドのお昼のパレード、
ディズニーシーの日中のハーバーグリーティング、
そして両パークの「ジャンボリミッキー」は熱キャンの可能性が高いショー・パレードです!
日影のない場所でパフォーマンスをするダンサーやキャラクターの体感温度は、想像するだけでゾッとしますよね。
熱キャンは残念ですが、仕方のないことだと納得するしかありません…
熱キャンが心配な時期は、屋内のステージショーや夜のパレード、ハーバーショーを楽しみましょう!
暑い日でも見られるショー・パレードはこちらです。
ディズニーランド | ミッキーのマジカルミュージックワールド クラブマウスビート(熱バでエンディングの演出変更可能性あり) エレクトリカルパレード ナイトフォールグロウ(雨の日限定) |
ディズニーシー | ビッグバンドビート ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜 |
なお、ショーの中には抽選が必要なものもあります。
詳しい鑑賞方法はこちらの記事でチェックしてくださいね。
熱キャンの可能性があるもの②人力で動かしている屋外アトラクション
アトラクションの中にも、熱キャンになるものがあるんです。
それがこちらの2つ。
- ビーバーブラザーズのカヌー探検(ディズニーランド)
- ヴェネツィアンゴンドラ(ディズニーシー)
ディズニーランドのカヌーは、キャストだけでなくゲストも一緒にこぐタイプのアトラクションです。
全力で運動をするのと同じなので、危険極まりないですよね。
ディズニーシーのゴンドラは、ゲストはこがないよね?
確かにヴェネツィアンゴンドラのゲストは座って景色を楽しんでいるだけですが、あのゴンドラを漕いでいるのはほぼ後ろのゴンドリエ(キャスト)1人の力なんです。
どれだけの体力が必要か…と考えると、熱キャンになってもやむを得ないなと思えるのではないでしょうか。
熱キャンの可能性があるもの③屋外のキャラクターグリーティング
最後に、屋外で行われているキャラクターグリーティングも熱キャンになる可能性があります。
キャラクターに中の人などいない!!
…と言いたいけど、まぁ暑そうなのは暑そうだよね〜〜
またグリーティング施設も、完全に屋内型の施設なら問題ないですが、ディズニーシーの「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」などは時間帯によって運営を見合わせることがあります。
グリーティング施設の運営状況は公式アプリでチェックできますので、並びに行く前に確認すると安心ですね。
ディズニー熱キャン対策例をご紹介
ゲストとしては残念で仕方ない熱キャンですが、ディズニー側もやりたくてやっているわけではないんです。
できる限り熱キャンの頻度を下げるために、パークがとっている熱キャン対策をご紹介しますね。
- キャラクター・ダンサー出演なしのパレードを実施
- ショー・パレードの時間変更
- ハロウィンイベントの期間を短縮
熱キャン対策①キャラクター・ダンサー出演なしのパレードを実施
2024年7月2日から始まる夏のプログラム。
ディズニーランドでは昨年に引き続き、ベイマックスの散水パレードが行われます。
こちらのパレードは、なんとキャラクターもダンサーも出演なし!
フロートだけのパレードなので、熱キャンの心配がないという画期的なコンテンツなんです。
ベイマックスのフロートが、パレードルートに盛大に打ち水をしてくれます!
キャラクターやダンサーがいないというのはちょっと寂しいですが、長時間パレードルートで場所取りをするゲストがいないというメリットもあります。
これによって、キャラクター・ダンサー・ゲスト・キャスト全員を暑さから守ってくれているんですね。
さすが超優秀なケアロボット・ベイマックスです♪
個人的には、ドナルドパルパルーザのパレードでキャラクターのフロート乗り換えがないことや、ダンスがミニーのパルパルーザより控えめなことも、6月の熱キャン対策なんじゃないかと思ってます!
熱キャン対策②ショー・パレードの時間変更
キャラクターやダンサーの出演を取りやめにできないレギュラーショーやお昼のパレードは、夏の間は時間を変更することで熱キャンの可能性を低くしようとしています。
2024年6月と7月の公演時間を比較してみましょう。
公演時間 | 2024年6月の公演時間 | 2024年7月の|
インカラー (ディズニーランド) | ハーモニー13時 | 17時15分 |
ミッキー (ディズニーランド) | ジャンボリ初回10時45分 (全5公演) | 初回17時 (全3公演) |
ミッキー (ディズニーシー) | ジャンボリ初回11時10分 | 初回17時10分 (全3公演) |
キッズ向けプログラムであるはずのジャンボリミッキーが夜に行われるというちょっと不思議な光景ではあるものの、1回でも多くゲストにショーを見せたいという気持ちが現れていますよね。
ディズニーシーのジャンボリミッキーは、2024年7月5日だけ16時40分・18時の2回公演になります!
詳細なショースケジュールは公式サイトでご確認ください。
熱キャン対策③2024年はハロウィンイベントを短縮
9月の暑さを考慮してか、2024年は例年よりハロウィンイベントの開催期間が短くなっています。
2023年と2024年のイベントスケジュールを比較してみますね。
2023年 | 2024年 | |
夏イベント | 7月4日〜9月6日 | 7月2日〜9月18日 |
ハロウィン | 9月15日〜10月31日 | 10月1日〜11月6日 |
実は2023年9月は、ハロウィンイベント開始直後を中心に熱キャン(熱バ)が多発してしまったんです…
スプーキー”BOO”パレード(スプブ)は人気も高く、たくさんの人が楽しみにしていたので残念な思いをした人も多かったですよね…
長期予報を見る限り、今年の夏も暑くなりそうな上、残暑も長引く恐れがあります。
ハロウィンイベントを楽しめる時期が短くなるのは残念ですが、あると期待していたものが熱キャンになるより、最初からやってない方がダメージは小さいような気もしますね。
ディズニー熱キャン基準は何度から?6月から9月まで要注意?まとめ
今回は、夏のディズニーで発生しがちな熱キャンについて、基準は気温何度からなのかを調査してきました。
熱キャンの基準は「何度から」と気温だけで明確に決まっているのではなく、湿度や日差しの強さ、風の有無なども考慮されています!
気温が何度なのかということに加えて、暑さ指数もチェックしておくことで、より詳しく熱キャンを予測することができますね。
また、6月や9月といった「真夏ではない時期」にも熱キャンは発生する可能性があります。
実際に、2022年は6月下旬頃、2023年は9月中旬〜下旬頃に熱キャンが多発していました!
2024年は暑くなるのが早く、さらに残暑が長引く見込みという予報も出されています。
6月や9月も熱キャンの可能性は大いにありますので警戒が必要ですが、ディズニー側も次のような対策をとっています。
- 夏限定パレードにダンサーやキャラクターを出演させない
- レギュラーショー・パレードは遅い時間に変更
- ハロウィン期間を短くして後ろ倒しにする(10月スタート)
敷地内の多くが屋外であるディズニーでは、どうしても暑さが大敵。
熱中症になってしまうゲストやキャストも毎年たくさんいるので、熱キャンだけでなく体調管理も万全にしてくださいね。
夏ディズニーを楽しむ予定の方は、近くのホテルに宿泊してしっかり休憩をとりながら遊びましょう!
\ 猛暑日は近くに泊まって快適ディズニー /