ディズニーで働いてみたいけど、ディズニーキャストになるにはどうすればいいんだろう?
ディズニーは好きだけど詳しいわけじゃないんだよね…
ディズニーキャストに必要な能力とか、受かりやすい人の特徴ってあるのかな?
ディズニーランドやディズニーシーで、たくさんのゲストをおもてなししているディズニーキャスト。
「ちょっと1回やってみたいな…」と思ったことのある人は意外と多いのではないでしょうか?
私もそのひとりで、子どもの頃からディズニーキャストをやってみたいと思ってました!
ディズニーキャストになるには、ディズニーに超詳しくて英語もペラペラで…なんてイメージを持っていた私ですが、実際に受かりやすい人や求められる能力は想像と意外と違っていたんです。
今回は私が実際にディズニーキャストとして働いていた時の経験をもとに、ディズニーキャストに受かりやすい人の特徴や必要な能力などを解説していきたいと思います!
ディズニーキャストになるには?必要な手順を徹底解説
まずは、ディズニーキャストになるにはどうすればいいのかについて解説していきます!
…といっても特別なことは何も必要ないので、安心して読み進めてくださいね。
ディズニーキャストになるには面接への応募が必要
ディズニーキャストになるための選考は面接です。
「受けてみよう!」と決めたら、キャスティングセンターの公式サイトから面接予約をしましょう。
インターネットで簡単に応募できますし、証明写真や履歴書を準備する必要もありません。
一般的なバイト以上に受けやすいですよね。
一部職種については、二次面接があったり実技試験があったりします!
詳しくは後ほど解説しますね。
面接を受ける時期はいつが最適なのかについては、こちらの記事で解説しています!
ディズニーキャストになるにはディズニーに詳しくなくても大丈夫
ディズニーは好きだけど、ゲストにご案内できるほど詳しいわけじゃないから、私はディズニーキャストになれないかも…
…と思っている方もご安心ください。
ディズニーに詳しくないという理由で、面接に通らないということはまずありませんよ。
実際に一緒に働いていた同僚の中にも、取り立ててディズニーに詳しいわけでもなければディズニーが好きでたまらないというわけでもない…という人が意外とたくさんいたんです。
もちろん知識がなければゲストにご案内できないので、ディズニーキャストになった後に覚える必要はあります!
働いているうちに少しずつ詳しくなっていきますし、パークの状況は日々変わるので、もともとディズニーに詳しい人でも絶えず情報のアップデートはしなければなりません。
そういった意味では、ディズニーに詳しくてもそうじゃなくても条件は同じ。
躊躇っている理由が「詳しくないから」だけなのであれば、勇気を出して挑戦してみていただきたいと思います!
一部のディズニーキャストになるには専門資格が必要
次のような専門職キャストの場合は資格や経験、学歴が求められます。
職種 | 資格・免許 | 経験・学歴 |
---|---|---|
ショーサービスキャスト (ドライバーA) | 普通自動車免許 | |
ショーサービスキャスト (ドライバーB) | 大型自動車免許 | |
ファシリティキャスト | 普通自動車免許 | 製図系の学校卒業or実務経験 美術系の学校卒業 CADソフト使用スキル歓迎 |
ショーサービスキャスト (操船) | 入社後船舶免許取得 (応募時は不要) | |
ワークルームキャスト | 服飾系の学校卒業 工業用ミシン使用経験1年以上 (あるいは上記相応のスキル) 高所作業可能な方歓迎 | |
ヘアアンドメイクアップキャスト | 美容師資格 | |
ウィッグキャスト | 美容師資格 | |
ナースキャスト | 正看護師免許 | 病棟での実務経験 |
ファイアーキャスト | 普通自動車免許 |
ナースやヘアメイクなど、いわゆる「専門職」と呼ばれるキャストになるためには、採用までに二次面接や実技試験が必要となることもあります。
しかしこれら以外のディズニーキャストの職種では、特別な資格や専門知識は必要とされません。
もちろん特別な学校を卒業している必要もなく、土日祝日を中心に高校生〜大学生の現役学生ディズニーキャストもたくさん働いていますよ。
ディズニーキャストに受かりやすい人の特徴3選
ディズニーキャストになるには面接を受けて合格しなければならないとお伝えしました。
それでは面接に受かりやすい人はどんな人なのかをみていきましょう!
- 働ける時間の幅が広い
- 職種を限定していない
- 通勤が不便すぎない
ディズニーキャストに受かりやすい人①働ける時間の幅が広い
まずこれが第一条件と言っても過言ではないのですが、「何時から何時まで働ける」という時間の幅が広い人がもっとも受かりやすいです。
2023年現在のディズニーは、基本的に9時から21時まで営業しています。
開園準備をするキャストも、閉園の片付けをするキャストも当然必要ですよね!
ディズニーキャストは、開園〜15時頃を担当するオープンキャストと、15時頃〜閉園を担当するクローズキャストに大きく分かれます。
そのため「10時〜17時しか勤務できない」という縛りがあると、面接に受かりにくいんです。
職種や部署によって、人員を補充したい時間帯はそれぞれです。
そのため「早朝勤務も深夜勤務も可能」「オープンキャストでもクローズキャストでもどちらでも大丈夫」という条件の人には、合格の連絡がきやすいですよ。
ディズニーキャストに受かりやすい人②職種を限定していない
時間帯に次いで、職種も限定しない方が受かりやすい傾向にあります。
私はカストーディアルキャストとして採用されましたが、面接の時に志望した職種は「接客系であればなんでもいい」でした!
2023年現在、全体的にディズニーキャストが足りていない印象は拭えませんが、人員を補充したいタイミングはやはり職種によって様々。
特にナースキャストやヘアメイクキャストといった専門職系は、募集がかかっていること自体がレアだったりするんです。
人気職種だと応募が殺到して倍率も上がっちゃいそうだもんね。
面接の時に希望する職種は聞かれるので、希望はしっかり伝えつつ、「〇〇を希望しますがご紹介いただければ何の職種でも頑張ります!」とやる気をアピールしておくと、早い段階で合格の連絡をもらいやすいですよ。
ディズニーキャストに受かりやすい人③通勤が不便すぎない
最初にご紹介した勤務時間とも関連してきますが、パークから家が遠すぎて通勤があまりに不便な場合は採用が難しいことがあります。
始発が遅くてオープンに間に合わないとか、クローズまで働いていたら終電に間に合わない…となるとそもそも勤務自体ができませんよね。
じゃあ千葉県内の人しか受からないのかな?
…といわれるとそういうわけでもなく、私も含め近隣県から県を跨いで通勤している人はたくさんいました。
通勤距離だけでなく、乗り換えの回数や、使用路線の運行時間帯によって判断されているものと考えられます。
ちなみに台風接近時など、電車が止まってしまう恐れがある日は遠方のキャストから優先して帰宅させてもらえてました!
浦安市民の同僚たちは最後まで残されて大変そうでしたが、彼らのおかげで台風時もパークが運営できていたので感謝しかありません…
なおディズニーキャストには「ディズニールック」という身だしなみ規定があります。
面接の時点で守れていない場合、それが理由で不合格となる可能性は低いですが、入社までに整える必要がありますよ。
近年緩和されたディズニールックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
ディズニーキャストに必要な能力や求められること6選
ディズニーキャストになるために必要な面接では、主に先ほどご紹介したような勤務条件についてみられることがほとんどです。
選考の対象とはなりにくいものの、入社してから「こんなスキルがあればもっといいゲストサービスができたかも…」と感じることも多々ありました。
ここからは、実際に私が働いていた時に感じた、ディズニーキャストに必要な能力についてお話しします。
- 冷静に判断する力
- 応用力
- おもてなし力
- 笑顔
- 語学力
- ディズニーが好き
ディズニーキャストに必要な能力①冷静に判断する力
パークが混雑して大忙しな日や、イレギュラーが発生したタイミングなど、つい慌ててしまうシーンも少なくないディズニーキャスト。
そういった場で冷静に判断することができれば、ゲストに不安感や不信感を与えないゲストサービスができると思います。
どんな非常事態でも、キャストは困っているそぶりをゲストに見せてはいけません。
キャストが焦っていたら、ゲストもつられて焦ってしまいますし、忙しそうにしている人には話しかけにくいですもんね…
ピンチの時ほど冷静に、周りをよく見て判断する力がディズニーキャストには求められます。
実際に勤務歴の長い先輩や、新人の指導にあたるトレーナーキャストなどは当たり前にそれができていました。
まさに、ディズニーキャストに求められる資質ですよね。
ディズニーキャストに必要な能力②応用力
ディズニーキャストの仕事は多岐に渡りますが、その全てがマニュアル化されているわけではありません。
例えばカストーディアルキャストでいうと、掃除の手順はしっかりマニュアルがありますが、ゲストサービスについては「してはいけないこと」などが指定されている程度。
あくまでも目の前のゲストに対して柔軟な対応をすることが求められます。
人によって、どう対応されたら嬉しいかは違って当然ですよね。
「さっきのゲストにこうやって正解だったから、次からもこれでいこう!」とパターン化してしまうと、失敗につながることも…
ディズニーキャストは「毎日が初演だと思って勤務すること」と教えられます。
キャストにとってはいつもと同じ仕事の1日でも、パークを訪れているゲストはそれぞれ違った背景を持って遊びにきていますよね。
相手にとってベストな対応をするために応用力を活かすことが、次にご紹介する「おもてなし力」にもつながっていくんです。
ディズニーキャストに必要な能力③おもてなし力
ディズニーキャストの使命は、ゲストにハピネスを提供すること。
せっかく遊びにきてくれたゲストには、1つでも多くの楽しい思い出を持ち帰ってもらいたいところです。
カストーディアルキャストであれば掃除、フードサービスキャストであればお料理の提供や会計…と主となる仕事は決まっているものの、ゲストをおもてなしすることは全キャストに共通した業務です。
会話の中で隠れたニーズを引き出したり、困っているゲストの笑顔を取り戻したり…
すっごく難しいですが、ゲストに喜んでもらえた時には自信がつきますし、もっと頑張ろうと思えました!
ディズニーキャストに必要な能力④笑顔
笑顔で接客することが求められる職業はディズニーキャストだけではありませんよね。
特にディズニーキャストは、小さなお子様ゲストと接する機会も多いですし、みんなが楽しむために来ている場所で働いている分、他の接客業以上に笑顔が重要視されます。
険しい表情をしている人には、トイレの場所を聞くだけであっても話しかけづらいですもんね。
忙しい時とか非常時とか、つい真顔になっちゃいそうだよね…
そうなんです〜!
慌てていることを顔に出さないように…と意識すればするほど無表情になっちゃって、表情筋に言うことを効かせるのが大変でした!
初対面の人と話すことが非常に多いディズニーキャスト。
仕事をしているうちに身についたコミュニケーション力は、就活にも役立つと言われているんですよ。
ディズニーキャストに必要な能力⑤語学力
外国語を話せることはディズニーキャストの必須能力ではありませんが、語学ができるに越したことはないです。
ディズニーなんて、外国人観光客であふれてるもんね…
一番求められるのはやはり英語。
それに次いで中国語や韓国語が喋れるキャスト、手話ができるキャストも重宝されます。
語学が堪能なキャストは、ネームタグの近くにランゲージピンをつけています!
どうしても困ったらその人たちを呼んで対応してもらってました…
多くの外国人ゲストは、英語圏の人ではなくても簡単な英語で話しかけてくれていましたし、翻訳アプリなどを活用してくれるゲストも多かったので、超簡単な英語しかできない私でもなんとか対応できていました。
外国語ができなくてもディズニーキャストにはなれますが、喋れないからといって外国人ゲストの対応をしなくていい…なんてことは絶対にあり得ません。
語学力か、喋れないけどとりあえずチャレンジするガッツかのどちらかは必要になると考えておいた方がいいですね。
ディズニーキャストに必要な能力⑥ディズニーが好き
こちらも必須ではありませんが、ディズニーが好きな人の方がディズニーキャストには向いていると思います。
理由はこちら。
- 新しいことを覚えるのが苦にならない
- 働いていて楽しい
- 福利厚生がほぼディズニー絡み
絶えず変化するディズニーリゾートにおいて、新しい情報を頭に入れることは必須です。
元々ディズニーが好きであれば、覚えるのも苦にならないどころか楽しいんですよね。
好きなことを仕事にできるってだけで幸せだしね!
楽しいと自然に笑顔になって、いいゲストサービスができそう♪
さらに福利厚生については、ディズニー関係の特典が多くあるというのもポイントです!
売れ残ったグッズを安く買えたり、新しいアトラクションをキャストプレビューで体験できたり…キャスト限定の貸切イベント「サンクスデー」への参加も貴重な体験ですよね。
もっと重要なのが、「ディズニーで自分が楽しむ」よりも「ディズニーで楽しんでいる人を見る」のが好きな人が一番ディズニーキャストに向いてます!
自分の一言でゲストがもっとディズニーを楽しんでくれたり、小さい子が「また来るね」と言って帰っていくのを見送ったり…
大好きなディズニーの一部に自分もなれているという感覚を味わえるのが、ディズニーキャストの醍醐味です。
ディズニーキャストのやりがいをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください♪
ディズニーキャストになるには?受かりやすい人や必要な能力を徹底解説まとめ
今回は、ディズニーキャストになるにはどうすればいいのかを解説した上で、ディズニーキャストに受かりやすい人や必要な能力についてご紹介してきました。
ディズニーキャストになるには面接を予約して合格するだけ!
特別な資格や学歴は必要ありません♪
ただし一部の専門職キャストについては例外もありますのでご注意を。
ディズニーキャストに受かりやすい人の特徴としては、次の3つをご紹介しました。
- 働ける時間の幅が広い
- 職種を限定していない
- 通勤が不便すぎない
面接で見られるのは主に勤務条件で、必要な能力などについては入社後に自分で気づくことの方が多いです。
「このスキルがあればよかったな」と思うことは多いですが、最終的に私が考えるもっとも重要なポイントは「ディズニーが好きで、人が好きだということ」。
単に「ディズニーが好き」なんじゃなくて、ディズニーで他の人を喜ばせたいって思いが強い人ほどディズニーキャストに向いてるんだね!
その思いさえ持っていれば、他のことは後からどれだけでも身につけられます。
家族や友達にサプライズを仕掛けるのが得意だったり、周りの人の笑顔を見ることが好きだったり…という人にはディズニーキャストが天職かもしれません。
大変なことも多いですし、諸事情で今はディズニーキャストを退職している私ですが、キャストを経験したことに後悔は微塵もありません!
一生の思い出になることは間違いなしですので、興味のある方はぜひ面接予約をしてみてくださいね。
ディズニーキャストの時給一覧はこちらからご確認いただけます♪